勉強しない子供が勉強するようになる方法
学歴偏重主義に疑問が投げかけられるようになってからもう随分と年月が経ちましたが、残念ながら学歴社会は未だ水面下で続いていると言わざるを得ません。「ゆとり教育」なるものが実践されて以後は、学力を維持するために大勢の子供たちが塾通いをしているという現状。学校におけるゆとり教育は子供たちから放課後の「ゆとり」を奪い、よりシビアな現実を突きつけたとも言えます。ゆとり教育の是非が問われ見直されつつある今も、子供たちの学習の中枢が学習塾や家庭教師など学校以外のところに求められているという状況は、あまり変化していません。
勉強だけが全てじゃない、のウソ
勉強だけが全てじゃない、学力だけで人間の価値が決まるわけがない、それは確かに理想であり真実なのですが、学力が高いとそれだけ将来の選択肢が増えるということは否定できません。古い体質の企業では、公にこそしていませんが、いまだ学生の出身校を採用選考基準のひとつとしているという所も珍しくありませんし、出身校は問わずとも「4年制大学卒」を採用条件としている企業や、一定以上の学歴がなければ挑戦できない資格などもたくさんあります。
勉強をしない子どもを持つ親の悩み
そんな中で、「うちの子はなぜこんなに勉強しないのかしら?」「どうやったら勉強するようになるのかしら?」と、お子さんの学習に関して悩まれている親御さんは、非常に多いと思います。口をすっぱくして「勉強しなさい」と注意しているけれど、子供がなかなかやる気を出してくれない、言えば言うほど意固地になって反抗してしまう。そんな悩みを抱えているのは、あなただけではありません。おそらく、大多数の親御さんたちが、一度は同じような悩みに胸を痛めたことがあるはずです。
勉強しない子供に勉強をさせるために
勉強しない子供に勉強をさせるにはどうしたら良いか?この問いに対する絶対の答えは、残念ながらありません。いえ、お子さんによってそれぞれ答えが違う、というのが正しい言い方です。なぜなら、まず「勉強しない理由」から十人十色なのです。勉強がわからないから嫌い、勉強よりも遊びが楽しい、勉強を面白いと思えない、集中力がなくて一人で長時間机に向かっていられない、将来の目標と学校の勉強が直結しないのでやる気が起きない、などなど。勉強をしない理由が何なのかによって、対処法も違ってくるのは、至極当然のことですよね。
楽しく勉強できる方法、集中できる方法なども、お子さんによって様々です。静かな部屋で一人で勉強する方が良いという子もいれば、家族が談笑するリビングで勉強する方がはかどるという子もいます。書いて覚える子もいれば、読んで覚える子もいます。カラフルに色分けされたノートが見やすいという子もいれば、鉛筆と赤ペンだけで十分という子もいます。興味がある分野や得意科目、将来の夢も、子供によって様々です。
子どもに勉強をする楽しさや喜びを
ただ、ほとんどの「勉強しない子供」「勉強が嫌いな子供」は、「勉強が楽しくない」という共通項を持っています。勉強する喜びも意味も見出せないまま、親や教師から勉強を強いられるのは、子供にとって大変な苦痛です。ですから、勉強しない子供たちにはまず「勉強って案外楽しいかも??」と思わせてあげることから始めなければなりません。楽しければやりたい、楽しくなければやりたくない。これは子供に限らず、大人だってそうですよね。
少しでも勉強を楽しいと思えるようになれば、子供は次第に積極的に勉強に取り組むようになります。そうなれば、「勉強しない子供」が「勉強する子供」に化けるのも時間の問題です。周囲はただ、子供が「楽しい」と思う気持ちを損なわないように、上手にフォローすればよいのです。そうしているうちに、自分に合った勉強法を見つけ、きっと一人で歩みはじめます。
その日が来るまで、頭ごなしに叱るのではなく、いろいろな提案をしたり、将来について話し合ったり、時には黙って見守ってあげることが、お子さんにとって大きな力になることでしょう。
